Fireflies AI 代替4選:乗り換え先を徹底比較
要約
「Fireflies AI 代替」を探す理由は、AIクレジットの上限か、要約以上の成果物が欲しいかのどちらかです。TicNote、Fathom、Otter.ai、tl;dvの4つを、料金・無料プランの太っ腹さ・通話後に得られるものという観点で比較しました。成果物を重視するならTicNote、無料プランの手厚さを最優先するならFathomが有力です。
「Fireflies AI 代替」を探しているなら、理由はほぼ二つに絞られます。AIクレジットの上限に達したか、通話の文字起こし以上の成果物が欲しくなったか。ここでは実際に乗り換えられる4つの候補、TicNote、Fathom、Otter.ai、tl;dvを比較しました。会議を実際のファイルに変えたいならTicNote、とにかく無料プランの太っ腹さを優先するならFathomが有力です。
Fireflies AIから乗り換える理由
Fireflies AIは決して悪いツールではありません。文字起こしの精度は高く、Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsへの参加もスムーズです。営業チーム向けのトークタイム比率やセンチメント分析といった会話インテリジェンス機能も実務で役立ちます。それでもレビューで最も指摘されるのは精度の問題ではなく、AIクレジットの仕組みです。有料プランであっても、月に生成できるAI要約の数には上限があり、使い放題をうたう競合と比べると窮屈に感じられます。二番目に多い不満は、ダッシュボードと検索機能がこのカテゴリーの進化スピードに追いついていないという点です。
比較の進め方
価格、機能一覧、レビューデータは、各社が公開している価格ページから直接収集しました。Fireflies AIの価格ページを含め、2026年6月末時点の情報です。数週間で古くなるまとめ記事は参照していません。掲載しているスクリーンショットは各製品の実際のホームページをそのままキャプチャしたものです。星評価は十分なレビュー件数があるG2の製品ページを引用しています。TicNoteのように新しいサービスで公開レビューの母数が少ない場合は、それをそのまま明記しています。5つのツールすべてで同一条件の会議を実施したわけではないため、以下の文字起こし精度に関する記述は、公開されたレビューや各社の公式情報にもとづくものであり、独自の並行テストではないことをお断りしておきます。
TicNote:通知だけでなく成果物が欲しいなら
多くの会議AIツールは「要約を出す」ところで止まります。TicNoteのShadow Agentはその先まで進みます。複数の会議やPDF、YouTube動画をまとめて指定すると、箇条書きの山ではなく、実際に使える編集カレンダーやクリック可能なダッシュボード、スライド資料を生成します。出力されたすべての内容は元の会議の該当箇所にリンクされているため、「それ誰が言ったんだっけ」となったときにすぐ確認できます。Chrome拡張機能を使うため、ボットを会議に招待せずに録音できる点も、クライアント対応の会議で好まれる理由です。注意点もあります。無料プランは月300分が上限で、Shadow Agentを使うにはまずプロジェクトを作成する必要があり、デフォルトの録音フォルダからはそのまま実行できません。
Fathom:無料プランを最優先するなら手堅い選択
「Fireflies AIと同じことができれば十分、ただしAIクレジットの制限だけは外したい」という場合、Fathomが最もリスクの低い乗り換え先です。Fathom自身の価格ページを見ても、録音・文字起こし・AI要約が透かしなし、期限なしで無制限に使える無料プランは健在です。「Ask Fathom」を使えば、一回の通話だけでなく過去の会議履歴全体をチャット形式で横断検索できます。レビューサイトでの満足度も、この比較の中で一貫して最も高い水準にあります。トレードオフが出てくるのは、より高度な使い方をしたいときです。カスタム要約テンプレートやCRM連携はBusinessプラン以上でしか使えず、チームプランは最低2席からという制約もあり、一人からのアップグレードにはやや不便です。
Otter.aiとtl;dv:狭いけれど確かな強み
Otter.aiがこの中で唯一勝っている点があります。会議が進行している最中にリアルタイムで文字起こしと字幕を表示できることです。事後の要約ではなく、通話中にキャプションを実際に読むチームにとっては、これはFireflies AIを含む他のツールにはない価値です。制約になりやすいのは無料プランの30分という会議時間の上限です。tl;dvが選ばれる理由はもう少し狭く、明確です。トークタイムや反論の追跡といったコーチング機能が、Gongのような高価な専用ツールに近い体験を、はるかに低い価格で提供してくれる点にあります。特に営業チームにとって意味のある強みです。ただし無料プランはFathomより薄く、AIレポートやハイライト機能は有料プラン限定です。
Fireflies AIがまだ優れている場面
ここまで乗り換え先を並べてきましたが、公平さも大切です。すでにSalesforceやHubSpotに深く組み込まれ、Fireflies AIの会話インテリジェンス機能(センチメントタグ、CRMレコードに紐づいたトークタイムの内訳)を業務で使い込んでいるなら、それを安価な代替に置き換えるための再構築コストは、サブスクリプション料金の節約分を上回ることがあります。上で挙げた4つの代替はどれも、標準機能だけではFireflies AIのCRM連携の深さに届きません。乗り換えるべき理由はAIクレジットの窮屈さや古びたダッシュボードであって、Fireflies AIが使えなくなったからではありません。
結局どのFireflies AI代替を選ぶべきか
会議を実際のファイル(レポート、資料、カレンダー)に変えたい: TicNote
無条件で太っ腹な無料プランが欲しい: Fathom
通話中のリアルタイム字幕が必要: Otter.ai
Gongのような営業コーチングを、Gongほどの価格をかけずに使いたい: tl;dv
すでにCRM連携の会話インテリジェンスを使い込んでいる: Fireflies AIのまま
最適なFireflies AI代替は、文字起こしの精度そのものよりも、会議のあとに何をしたいかで決まります。
At-a-glance
| TicNote | Fathom | Otter.ai | tl;dv | |
|---|---|---|---|---|
| 有料プランの最低料金 | 約$15/月、文字起こし無制限+Shadow Agent込み | $16-20/月(Premium、1ユーザーあたり) | $8.33-16.99/月(Pro、1ユーザーあたり) | 約$18/月(Pro、1ユーザーあたり) |
| 無料プラン | 月300分の文字起こし、クレジットカード登録不要 | 録音・AI要約が無制限、透かしなし | 月300分、1会議あたり30分の上限 | 録音・文字起こし無制限(1ユーザー) |
| 際立つ機能 | Shadow Agentが会議を資料やダッシュボード、レポートに変換 | Ask Fathomで過去の全通話履歴を横断検索 | 会議中のリアルタイム文字起こし・字幕表示 | 複数会議を横断するAI検索とGong風の営業コーチングを低価格で |
| 会議への参加方法 | Chrome拡張機能を使用、ボットは招待しない | ボット参加、Macはボットなしのベータ版あり | ボットが参加し、リアルタイム字幕も表示 | ボットがZoom、Meet、Teamsに参加 |
| G2評価(レビュー件数) | 新しいサービスのため公開レビューは少数 | 5.0/5(件数は少ないが評価は一貫して高い) | 4.4/5(496件) | G2で4.7/5、Trustpilotの評価はやや弱い |

TicNote
- Shadow Agentがカレンダーやダッシュボード、スライド資料など実際に書き出せるファイルを生成
- AIの出力はすべて元の会議の該当箇所にリンクされ、根拠をたどれる
- Chrome拡張機能で会議を記録するため、ボットを通話に招待しなくて済む
- 無料プランは月300分が上限で、利用量が多いとすぐに頭打ちになる
- Shadow Agentの利用にはプロジェクト作成が必須で、標準の録音フォルダからは直接使えない
- Fireflies AIやOtter.aiと比べると公開レビューの母数がまだ少なく、実績の蓄積はこれから
文字起こしだけでは仕事が完結せず、レポートや資料、カレンダーが本当に必要な人にとっての選択肢です。

Fathom
- 録音・文字起こし・AI要約が透かしなしで正真正銘無制限の無料プラン
- Ask Fathomで1件の通話だけでなく会議履歴全体を会話形式で検索できる
- レビューサイトでのAIノートテイカー満足度が一貫して最も高い水準
- カスタム要約テンプレートとCRM連携はBusinessプラン以上に限定
- チームプランは最低2席からで、1人からの純粋なアップグレードには不便
- コーチングやスコアカードの深さはGongのような専用営業ツールにまだ及ばない
Fireflies AIと同じこと(文字起こしと要約)を、支払いを増やさずに実現したいなら最も安全な乗り換え先です。

Otter.ai
- 会議終了後ではなく、通話中にリアルタイムで文字起こし・字幕表示ができる
- ウィジェットやクイックキャプチャに対応した完成度の高いモバイルアプリ
- 再生時に発言箇所と文字がシンクするため見返しが速い
- 無料プランは1会議あたり30分が上限で、実務にはやや短い
- 有料のBusinessプランでもAI Chatの質問回数には上限がある
- 会議を成果物として書き出す機能が他ツールより少ない
追加のAI機能よりも、正確なリアルタイム文字起こしを重視するチームにとって、公平で手頃な選択肢です。

tl;dv
- 無料プランでも録音・文字起こしが無制限、30以上の言語に対応
- AI検索が1件の通話だけでなく会議履歴全体を横断する
- トークタイムや反論追跡などのコーチング機能をエンタープライズ価格より大幅に安く提供
- 無料プランではAIレポートやハイライト機能が使えず、有料版ほどの粘着性がない
- コーチング機能をフル活用しようとするとBusinessプランの価格が一気に上がる
- レビューによるとサポートの対応速度にはばらつきがある
コーチング機能そのものに価値を感じるなら投資に見合いますが、それ以外の用途ならFathomやTicNoteでも基本は十分カバーできます。
Verdict
文字起こし以上の成果物が必要なら、TicNoteが本命です。Shadow AgentはFireflies AIが対応していない、カレンダーやダッシュボード、資料への変換までこなします。とにかく費用をかけずに信頼できるメモツールが欲しいなら、Fathomの無料プランに実質的な弱点はありません。Otter.aiとtl;dvは、それぞれリアルタイム字幕と営業コーチングという狭いけれど確かな場面で強みを発揮します。営業向けの会話分析がすべてという場合は、Fireflies AI自体も依然として良い選択です。
How we tested
2026年6月末時点で、5つのツールすべての価格ページ、アプリ内の機能一覧、G2およびTrustpilotのレビューデータを比較しました。無料プランの利用可能時間や1シートあたりの料金といった数字は、第三者のまとめ記事ではなく各社公式の価格ページで直接確認しています。スクリーンショットは各製品の実際のホームページからその場でキャプチャしたものです。レビュー件数と星評価は、十分なサンプル数があるG2の製品ページから引用しています。TicNoteは新しいサービスのため公開レビューの母数が少なく、その点は取り繕わずそのまま明記しました。5つのツールすべてで同一条件の会議を実施したわけではないため、文字起こし精度に関する記述は公開レビューと各社の公式情報にもとづくものであり、独自の並行テストではないことをここに明記します。